ギターアンプとエフェクターをPCで再現する。

頭の中ではできてたんだけど、ズバリいいものができたので紹介。
何トラックもあるDAWソフトよりも手軽なフリーソフト構成です。

秀逸な紹介サイトがあるのでそちらをまず見るのがいいかも。
http://dtmsoftwaredownload.1-na.com/vst-plugins/vst-host-player/vsthost.html
http://ta2020.huuryuu.com/asio4all.html

用意するもの。

    • エレキギター
    • PC(最小スペックはわからない。ノートでもいけると思う。)
    • 接続用ケーブル(PC<->ギター)

使用ソフト

ソフトを簡単かつ適当に紹介(正確でないかも)

    • ASIO

たとえばPCに接続したキーボード。PC内では鍵盤の入力を処理し、音として出す。この処理に時間がかかれば、鍵盤を押してから数秒後に音が出ることになる。この遅れは演奏の妨げになってしまうので、極限まで
短くしようとして作られた仕様。最高で1ms(1ミリ秒:1000分の1秒)まで遅延を減らせるらしい⇒鍵盤を押すのとほぼ同時に音が出る。
使うにはASIO対応のサウンドカードとソフトが必要。

    • ASIO4ALL

ASIOが使えないサウンドカードにASIOの振る舞いをさせるソフト。たぶんソフト的にエミュレーションするいわゆる"もどき"なので、厳密な性能では純正には劣る(たぶん。)。環境次第なのだが、試した限りどんなサウンドカードでも使え、アンシミュとしてはわからないレベルだと思う。

VST(後述)を読み込み、リアルタイムに処理してくれるソフト。直球のネーミング。かなり使えるフリーソフト
いくつものVSTを読み込み、複数接続することもできる。
鍵盤機能があり、ドラムのVSTを使えばキーボードでドラムを打てる。
もちろん好きなVSTを使えばいろんな楽器を再生することが可能。

様々な機能をもつプラグインみたいなもの。要するに追加オプション。
VSTHostにJCM-900(Marshall)のアンプシミュを読み込ませればそれっぽい音が出て、歪ませたりなんかも可能(あくまで"ぽい"。)。
ドラムのVSTやヴァイオリンのVSTなど、世界中にはいろんなVSTがフリーで存在する。Googleで探せば簡単に見つかる。高機能なものから個性のあるものまで無数にある。

全体の流れは以下。

1.ASIO か ASIO4ALLをインストール
2.VSTHostをインストール
3.VSTHost起動
4.VSTを読み込み
5.ギターをLine-Inに接続、VSTHostVSTの設定
6.音が出るのを確認。パラメータを調整し、好みの音を出す。

1.2.3.は割愛。ぐぐれば大量に情報はあるからそちらで。

4.VSTを読み込み
VSTはほかのソフトで使ったりするので一箇所にまとめておくとベター。
たとえばC:\vstというフォルダを作り、そこに解凍したものを入れる。
読み込みはVSTHostの[File]->[New Plugin]で解凍したVSTのDLLを選択。

5.ギターをLine-Inに接続、VSTHostVSTの設定
後でギターを接続すると、入力デバイス設定がクリアされたりするから
ここで接続。VSTHostの[Device]->[wave]。Inputは入力したもの、ギター弾いて音が出るものを選択。MMEかサウンドカード直かだとおもう。outputはASIOかASIO4ALLで、Sample rate は48000、Buffer sizeは256sampleとする。BufferSizeが大きいと処理が追いつかず、遅延して落ちたりする。低すぎるとプツプツ切れたりする模様。256あたりを基準に、上下させる。

[Device]->[ASIO control panel]ではレイテンシの設定ができる。よくわからないが、レイテンシは少ないほうがいいだろうと、2msで。

ここまでやればスピーカーから普通に音が出てる状況だと思う。
読み込んだVSTによってはすでに歪んでいるかも。

6.VSTのパラメータ設定
VSTを読み込んだときに出てきたパネルの中の、[i]の右のツマミアイコン、もしくはその右のメーターを選択。各ツマミを調整して好みの音を作る。

    • 録音は赤い●の録音ボタン。
    • いくつものVSTを連結するためにVSTのパネル左が入力、右が出力になっている。ギター⇒アンプシミュ1⇒アンプシミュ2⇒スピーカーとしたい場合、アンプシミュ1の右側の四角をドラッグして2の左側につなげてやればいい。